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カテゴリ:ブラックスワン( 21 )
ブラックスワン11話
「ジャーニー、地上の人とつきあってんだってね〜。
 ヒューヒュー。
 でも、大丈夫?彼こっちの世界と地上と行ったり来たりなんでしょー、
 向こうの世界のことは、ジャーニーにはわかんないじゃん。」
「ダイジョブだよ!あたし達ふたりは固い絆で結ばれてるんだからあ!」
「ゆるぎないかんじだね〜、いいなーラブラブ♪」
「ぬフフ〜、そうなの!じゃ、あたしそろそろあがるね〜、
 あ、そうだ!モウルにメガビッグモックもってかーえろ♪♪
 ぬんぬん〜♪♪」

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ジャーニーは走って帰ります。
「モウルもうきてるかなー♪♪」
鍵を開ける手も慌てています。
カチャカチャ、
「モウルー、ただいま〜、わあああ!!!!!」


kanno sen
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by bombois | 2008-03-28 14:16 | ブラックスワン
ブラックスワン第10話
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「モウル。。。」

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彼は研修中の置き薬を補充しにくる人でした。
本来地上の人々と地下の世界の人々はめったに会うことはないのですが
妙に勘の鋭いようなタイプの人だけ、ふっとこの世界に入って来れるのです。
ジャーニーと薬売りは最初にあったときから、なにか惹かれ合うものがあり
すぐに恋人どうしになりました。
彼はモグラみたいに自然に地底の世界にやってくるので
ジャーニーは彼を『mole』とよんでいました。

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「ジャーニー顔色あんましよくねえな。」
「そ・お〜?ここら辺の人はみんなこんなもんじゃないの・おん〜?
 モウルの世界みたいに太陽とかないし、でも元気だ・よ・お〜〜ん〜〜♪♪
 モウル〜、すきだよーー」
「ジャーニー、おれも、、」
二人はとても仲良しです。


つづく

 
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by bombois | 2008-03-18 00:26 | ブラックスワン
ブラックスワン第9話
「どっこらしょっと。」
ジャーニーはロバさんのおなかにもたれかかります。
植物園の天井には大きな丸いガラス窓がはまっていて
そこからサンサンと光が入り、この植物園全体を照らしています。
光の先にはほんの少しですが、水色の空らしきものも見えています。


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「そっかー、地上はいま日中なんだなー。。」

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ジャーニーはほっっっっっっんの少しだけみえる水色に焦点をあわせながら
昔のことを思い出していました。


つづく
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by bombois | 2008-03-17 03:57 | ブラックスワン
ブラックスワン第8話
「・・・・・・・・」(・・・・・・)
つぶらな瞳のロバさんです。
「ユパ様〜。おつかれええええ〜、
 今日さー、変なのが迷い込んじゃってねー、
 なんかいつもより疲れちゃったよー。」


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「・・・・ヒヒン・・・・・」(今日はユパ様ってよんだ?
 毎回ちがう名前で呼ぶのやめてほしいなー。。。
 んーーと、ユパ様ってよんだときのジャーニーは、
 おセンチになってるときだったから
 優しくいたわってほしいてことか。。。)
ロバさんはジャーニーに近寄りあたまをこすりつけます。
ジャーニーはロバのあたまをすりすりしたり、ほっぺたをくっつけたりしながら
「あー、なんかさー昔のこと思い出してね、
 ちょっと切ないっていうか、そんな気持ちになっちゃったよ。」


つづく
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by bombois | 2008-03-04 15:52 | ブラックスワン
ブラックスワン第7話
「ねえプッチ、あたし今日そろそろあがるねー。
 おつかれさまー。」
「えー?いいの?泣いてますよまだ、パンクスのお人形さん。」
「うん、なんか疲れちゃったし、泣いている人みるのつらいしー、
 なんかじめじめしてるからリフレックスしたいのよね。」
「どうする、おきざり?」
「うん、こういう場合はしょうがないからさ、キャレの近くに
 これ置いとけばいいよ。」

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ジャーニーはそういい残して自分の部屋へいってしまいました。
プッチもジャーニーから渡されたノートと書く物を、
そっとパンクスのお人形さんのちかくへおき、
部屋へ帰っていきました。
残されたパンクスのお人形さんはみんながいなくなって更に
わんわん泣いていました。。

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ぎーばたん!
「ふあ〜〜〜!今日もよく働いたなー、
 みんなー元気ぃー?」
ジャーニーは手のひらを耳の後ろにあてて返事を待つ振りをしますが、
もちろん返事は聞こえません。
「らんらんらららんらんらん」


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日の光の中にきてジャーニーはじょじょに疲れがとれてきました。
「ユパさまも!元気ー?」
サボテンの後ろからなにかが顔をのぞかせます。


つづく
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by bombois | 2008-03-01 16:02 | ブラックスワン
ブラックスワン 第6話
ヒーーーーーッ!!ゴワイー!!!
二人はギャーギャー怖がります。
「助けてー!!まだ死にたくないよー!!
 せめて彼氏が出来てから死にたいよー!!!」
「おんおんおん、オレもお嫁さん貰いたかったよ〜〜〜」
「何よまだあんた、10代でしょ!いいのよ〜!!
 それよりほんとあたしなんて、年頃だっていうのに
 3年も彼氏いないんだから〜〜!!!
 あれ?ちょっとプッチみて。」
「おんおん、あれ?」

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洋服の中でむくむくうごめいていた恐ろしい怪物は、
さっきがくがく震えながら洋服の中に逃げ込んだパンクスのお人形さんでした。
がしかし、さきほどよりだいぶ巨大化しています。
「なんだパンクスのお人形さんじゃない?」
「え?なーんだ、びっくりさせられられるなー、パンクスのお人形さんには。」
「なんかさー、すごい泣いてるよー、パンクスのお人形さんが。
 ちょっとー、パンクスのお人形さんーー!!!」
「泣かないで、パンクスのお人形さん、
 ね、ぼくらに理由をきかせてよ、パンクスのお人形さん!」
ジャーニーとプッチが声をかけながら近よります。
パンクスのお人形さんはなにかごにょごにょ言いながら
泣き止みません。

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「パンクスとかよばないでください、うっうっ
 ちがうんだー、ぼくはパンクスとかじゃないんだー、うっうっ」
 パンクスのお人形さんは身を固くして泣き止みません。
「楽器だって弾いたことなんかないんだー、うっうっ
 なのにさー、、うっうっ。。」

ジャーニーとプッチは少しめんどくさくなりました。
いちいち「パンクスのお人形さん」と呼びかけなくては、
パンクスのお人形さんとお話っできないのかなーという考えが
浮かんできたからです。

つづく
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by bombois | 2008-02-28 05:01 | ブラックスワン
ブラックスワン 第5話
小さいからだで、どんどん洋服の中に潜っていく
パンクスのお人形さんは、
あっという間に姿が見えなくなってしまいました。

「え〜〜、なんだー?、どこいちゃったのー?
 せっかく彼の持ち物だと思って倉庫から持ってきてあげたのに、
 なんなのよ!わけわからん!」
「ジャーニーさん、なんで彼のだと思ったんですか?それ?」
「えーっと、最近流れてきた物だし、パンクスには
 このギターだって決まってるのよ!SFDちゅうらしいよ、これ。」


ボロロ〜ン、ジャンジャカジャンジャカ、ギャギャンル〜♪♪

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ジャーニーは気どってギターを弾きだします。
プッチがすかさず
「弾けてないじゃあああんジャーニーさん、、口でジャンジャカとか言ってるし。」
「いいのお〜!その気になる事が大事なのお〜!
 ジャンジャガジャガジャガ、ジャンジャガ、
 ジャンジャガジャガジャガ、ジャンジャガ、
 ふんふんふん、バイベ〜、ヤ〜♪♪
 オ〜〜〜〜〜!!!!!キルユー!キルミーイイイイ胃!!」
プッチもノリの悪い方じゃありません、
ジャーニーの口ギターにだんだんとノッてきて
ふたりは夢中になって演奏したり洋服を蹴散らしたり、
ダイブしたり大騒ぎで遊んでいます。
Fly〜〜ジャーニーがまたしても洋服に飛び込むと
ぐにゃりとなにかにぶつかりはねとばされました。

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「やだー!プッチごめんねー!あたっちゃったー!
 きゃはははははははは!!」
「私こっちですけど、ジャーニーさん」
「は?うあー!なんじゃこれ!」
洋服の山の中から得体の知らないものがムクムク、ムクムク。。
「ひーーー!!!」
「ムギューーー!!!」

つづく
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by bombois | 2008-02-27 04:30 | ブラックスワン
ブラックスワン  第4話
じぃ〜〜〜〜〜、
じい〜〜〜〜〜、
ジャーニーとプッチはまだお人形さんを観察しています。

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じぃ〜〜〜〜〜、
じぃ〜〜〜〜〜、、、
「プッチ、わかったわー!パンクスのお人形でーす!」
「おお!パンクスですか?ジャーニーさん!」
「そうよ、松田翔太似のね!」
「えーーーーー!!それはないしょっ!ジャーニーのおねえさん!!」
「いや!!そこは譲れないのよプッチ!!ブッチ!!!ブッチャー!!!」
「どぅー!!!ブッチャーって呼ばないで〜〜、
 昔見たプロレスで額を割られていたんだ〜〜、いやだー、こわいー!!」

ジャーニーとプッチはうるさくやっていますが、
お人形さんは相変わらずです。
「なんかおもしろくないわね、プッチャー、パンクスのお人形さん
あんまり反応がないわよね?」
「うわーん、いやだー、ブッチャーはいやだ〜〜!!」
「もう呼ばないわよ、ブッチャー、ブッチャー。」
「おろーん!!!!!!!!」

「そうだ!」
ジャーニーは何かひらめいた様子で、裏の倉庫に消えていきました。
5分ほどすると手になにかを持って帰ってきました。
「ちょっとお人形さん、これあんたのじゃないの?」

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お人形さんはジャーニーが持ってきたギターを見せられると、
急にガタガタと震えだし、洋服の中に逃げ込もうともがきだしました。


つづく
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by bombois | 2008-02-25 23:18 | ブラックスワン
ブラックスワン 第3話
ジャーニーはそっとプッチの背中に引っ付いている人形に近より
話しかけてみます。
「えーっと、多くを話さなくていいのよ。あなたの気持ちは分ります、
わたしだって大人ですもの。
危害は加えないから、まあちょっと落ち着いて、
そのデカうさぎの背中から降りましょうよ。」
「・・・・・・・・・」
とりあえず返事はないものの、お人形はプッチの背中から降り
ぐしゃぐしゃの洋服の上に立ちました。
ジャーニーとプッチは彼が何か話しだすかと思い
ドキドキワクワクとして、穴の空くほど見つめながら待ちましたが、
お人形さんはいっこうに話す気配はなく、
ただただジメっとそこに立っているままなのです。

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「・・・元気ないわよね、でもなんとかしてほしい。と思っている。
 っていうか、プッチ踏まないでよ!そのお人形さんををっ!
 いちいちヒヤヒヤするわよ、なんかあんたの存在が!」
「・・・・・・・・・・」
「いやよー!こんどはプッチがだんまりなの?」
「いや、彼どうやったら話してくれるのかなって思いましてね、、」
「んー、そういやそうねー、、」


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二人はお人形さんを囲みじろじろ観察してみました。


つづく
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by bombois | 2008-02-22 04:29 | ブラックスワン
ブラックスワン 第2話
「ふわああ〜〜〜〜〜〜」
プッチはのそのそ、それでも一応起き上がります。
「ちょっとー、売り物踏まないで!!それ飯の種なんだよ!
mo−、昔はあんなに可愛かったのになんで今はこんなにでかくなっちゃったのかな、
プッチちゃんは?」
なにげに目をやったプッチの背中をみたジャーニーは
「うあ〜〜〜〜あ〜〜〜あ〜〜〜〜」

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「あ〜、久々にきた〜、プッチ!ついちゃったよ!
あんたの背中に引っ付いた!」

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ジャニーは着ていたものまで青くなってしまいました。
「こいつは厄介よ!プッチ!あんたの背中にくっついてんのは、
よく言う、思いを強く残して捨てられてしまったお人形さん。
なんとか元の持ち主のもとに戻りたいって言うパターンのあれなわけよ!」
「あれですか?ジャーニーさん、これはマジに厄介ですね?」
「厄介よ!」
「厄介だ!」
「どうしようもなく、」
「そう、どうしようもなく、、、」
でも、言葉と裏腹にジャーニーの心の中には、オレンジ色の花がどんどん
開いていくのです。

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つづく
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by bombois | 2008-02-21 04:24 | ブラックスワン